公正証書遺言・任意後見契約書作成のお仕事

みなさまいつもありがとうござます。
公正証書作成の大阪吹田の江坂みらい法務事務所の信本です。
少しお久しぶりになってしまいました。

もしかして今年初でしょうか??
本年もよろしくお願いいたします。

江坂みらい法務事務所は本年もしっかり稼働中でございます。
いつでもご相談ください。

公正証書遺言作成と任意後見契約書作成

先日、いつもの梅田公証役場にて公正証書遺言と任意後見契約を作成されるお客様のお手伝いをしてきました。
この方(Aさんとします)との出会いは、相続手続きからでした。

一緒に住んでおられた友人が亡くなった時の相続手続きを当事務所でお手伝い致しました。
ご友人は遺言を作成しておられすべてをこの同居しているAさんへ全部遺贈したいと記されていました。
法定相続人はご兄弟姉妹のみでしたので遺留分はなく色々ありましたがそのとおり遺言を実現する事が出来ました。

そしてまたAさんもご結婚されておらず、お子様もいないので、すべてをいつも助けてくれる甥へ渡したいとの事でした。
そしてご友人の相続手続きを経て遺言の大切さを感じておられたAさんは「私も甥に友人がしてくれたようにしておいてあげたい」と
感じておられそうお伝えいただいたので、当事務所で遺言の作成サポートを開始しました。

Aさんはすでに長年甥っ子さんに助けてもらいながら生活していて、その関係性もうまく出来上がっていました。
そこで、もし認知症などを患った時のために私の方から任意後見という契約がある事を説明しました。

もし認知症になどで成年後見制度を利用する必要が出てきたときにすでに発症してしまっていたら法定後見制度しか利用する事が出来ずそうなると
確実に甥っ子さんが後見人に就任できる保証はありません。

既にある関係を活かす任意後見

せっかくうまくいっている関係があるのに法定後見を利用したせいで疎遠になってしまったり、関係性が崩れてしまってはもったいないと感じたからです。
甥っ子さんも遺言の作成の件はご存知でしたので後見人報酬は無償でいいとの事でしたのでその様に案分を作成しました。

そして後はいつものように公証役場の手配をし、当日遺言者件後見の委任者Aさんと後見の受任者である甥っ子さんを車で迎えに行き、調印を済ませ、またお家までお送りして業務完了となりました。

帰りの車内では、「ほっとしました」といっていただき大変喜んでいただきました。

その際Aさんがおっしゃった言葉で大変印象深かった言葉「年寄の元気なんかあてにならへん(笑)はよしといてよかったわ」を聞いたときはお手伝いが出来て本当に良かったと感じました。